この記事の概要
食事で薄毛を改善するためにAGEを生み出さない食事をすることがとても大切になります。AGEと活性酸素が病気を造り出す要因であり、日本人の四大疾病のがん・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病の原因にもなっています。これは、薄毛にも大きく関与しているので気を付けなければならない事柄です。
1. AGEは活性酸素を増やす
AGEは体内の活性酸素を増やす要因です。
(※AGE:Advanced Glycation End Productsの頭文字をとった略語です。日本語に訳すと「終末糖化産物」です。
糖化とは、たんぱく質と糖質が結び付き、たんぱく質が劣化する反応です。
糖化したたんぱく質からは、悪玉物質が大量につくられます。これがAGEです。AGEは、老化の元凶の物質として危険視されています)
太古の昔は、現代人のように糖質に偏った食生活をしていませんでした。狩猟採集生活を送っていたころは主食という食べ物を持っていなかったのです。主食という考えを持ち始めたのは、農耕を始めた頃ですから、縄文時代晩期から弥生時代になってからでしょう。
糖質の摂取量が少なかった狩猟採集民族には、AGEは起こり得なかったのだろうと思います。
2. AGEを生み出さない食事
現代の日本人の四大疾病は、がん・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病です。
この四大疾病すべてにAGEと活性酸素が関与しています。AGEと活性酸素が病気を造り出す要因なのです。
老化のスピードを遅くし病気にならない体づくりをするには、AGEを生み出さない食事をすることです。
薄毛を改善する第一歩は、AGEを生み出さない食生活を始めることです。
「白い食事」を控えることから始めるのです。
白米、小麦粉製品、白砂糖など食物繊維を削ぎ落してしまった食事です。お菓子の中でも砂糖や小麦粉をたっぷり使ったものはAGEの生産を増やします。
食物繊維を持たない糖質は、腸で素早く吸収され、血糖値を上げてしまいます。食事の度に、たくさんの糖が血液中に入ってくることを繰り返せば、膵臓のβ細胞はインスリンを大量に分泌することになってしまいます。そのためβ細胞は疲れて、良質のインスリンを分泌できなくなります。このような状態が続けば、糖がエネルギーに変換できず、溢れてしまいます。
その結果、AGEの発生量を増やすことになるのです。
綺麗なたんぱく質が砂糖をまぶしたようなべとべとした状態がAGEです。このようになったたんぱく質は、本来の働きができなくなります。
そればかりではなく、血管や組織にくっつき体外に排出されにくくなるのです。
3. AGE測定方法
自分自身のAGEがどれだけ蓄積されているかを知る手掛かりがあります。AGEの量を知るには、健康診断の血液検査を見ればわかります。
血糖値の指標にヘモグロビンA1cがあります。血液中のたんぱく質のヘモグロビンに糖がくっついてできる物質でヘモグロビンがAGE化する前段階の物質です。
ヘモグロビンA1cの値から体内のAGE化を知ることができます。ちょっと前までは109以下が正常値でしたが最近は99以下に変わったようです。
数値が高ければ、体内のAGE化が進み薄毛が起こりやすい状態になるのです。
まとめ
AGEは体内の活性酸素を増やす要因
四大疾病すべてにAGEと活性酸素が関与している
老化の度合いはヘモグロビンA1cの数値に現れ高ければAGE化が進んでいる
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