この記事の要約
シャンプーをやめれば頭皮の痒みがなくなるのです。頭皮に出てきた大量の皮脂が酸化し頭皮を刺激します。それによって炎症が起こり痒みの症状が現れて来ます。皮脂腺が発達し、皮脂を過剰に放出する原因は、洗浄力の強いシャンプーで頭皮を洗い皮脂を洗い落としてしまうことでした。
頭皮の痒み
頭皮の痒みは皮脂腺の発達で起きています。たくさん頭皮に放出された皮脂は、空気に触れて酸化して、大量の過酸化脂質となります。この過酸化脂質が頭皮を刺激するのです。それによって炎症が起こり痒みの症状が現れて来ます。
皮脂腺が発達し、皮脂を過剰に放出する原因は、洗浄力の強いシャンプーで頭皮を洗い皮脂を洗い落としてしまうことでした。それを止めることによって、皮脂腺が小さくなり、痒みはだんだんと治まっていきます。
実際に半年も続けていると、痒みから解放されました。
フケの心配
フケが出ないかという心配もあります。皮膚の表皮細胞は28日ごとに新しく生まれ変わっています。表皮細胞が死んだもので、皮膚の一番表面の部分で、外界の刺激などから、皮膚を守っているのが角質細胞であります。
頭垢（ふけ、雲脂、英:dandruff）とは、頭の皮膚から発生する、うろこ状の白い老廃物。頭皮に生じた垢。新陳代謝によって頭皮に存在する角質細胞が剥がれることにより発生する。脂漏性皮膚炎は強い症状を生じる原因となりやすい。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 2022年2月6日 (日) 02:32 現在での最新版を取得。
この角質細胞が古くなって頭皮から剥がれ落ちたものがフケになります。体から剥がれ落ちたものは垢と言います。頭皮が健康で新しい細胞が正常に作られていれば、多少のフケが出るのは自然な状態です。
ところが、シャンプーをし過ぎる事で、フケが大量に出る人もいます。毛穴や頭皮にシャンプーの成分が染み込むと、それを解毒したり排除しようとして、頭皮が炎症を起こします。
炎症（えんしょう、英: Inflammation）とは、生体の恒常性を構成する解剖生理学的反応の一つであり、恒常性を正常に維持する非特異的防御機構の一員である。炎症は組織損傷などの異常が生体に生じた際、当該組織と生体全体の相互応答により生じる。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』最終更新 最終更新 2022年3月18日 (金) 18:48現在での最新版を取得。
炎症部分を新しい細胞に入れ変えるために激しく細胞分裂が起こります。できた新しい細胞をどんどん炎症部分に送り込むのと同時に、ダメージを受けた古い細胞を次々と皮膚の表面に押し出します。それが大量のフケとなるのです。
シャンプーをし過ぎることで頭皮が、極端に乾燥してしまいます。それによって、皮膚の細胞分裂が激しく低下する人もいます。この状態では、新しい細胞がほとんど作られなくなります。そのため、角質細胞の数も減り、フケがほとんど出なくなります。
極度の乾燥により、未熟なままの細胞が頭皮の表面に押し上げられてしまい、フケとして剥がれ落ちない場合もあるのです。フケが多いのは病気のように感じてしまい、フケが少ないのは健康な状態で清潔で良いという感じを持ってしまいがちです。
ところが、フケが少な過ぎるのは健康な状態ではないのです。水洗髪を続ければ頭皮のトラブルが徐々に改善され、フケの量は適量になって行きます。
水洗髪は慣れていないため、ある意味において忍耐しなければならないこともあります。それも最初の段階だけです。ここで挫折するか続けられるかが大きな分岐点です。
過剰だった皮脂量を正常に戻し、頭皮や髪がどんどん健康になっていくことに諦めないことです。頭皮や髪が元気になるには、先ずは、発達し過ぎた皮脂腺を小さくし、皮脂量を適量にしてあげることです。
参考文献：YouTube；【ベストセラー】「シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった！」を世界一わかりやすく要約
URL＜https://www.youtube.com/watch?v=qSYUgZS20K8&t=1367s＞アクセス日：2022年5月25日
まとめ
シャンプーをやめて過剰だった皮脂量を正常に戻し、頭皮や髪を健康にする。そのためには、ある時点の我慢するところが必要になってくる。
炎症部分を新しい細胞に入れ変えるために激しく細胞分裂が起こり、新しい細胞をどんどん炎症部分に送り込むのと同時に、ダメージを受けた古い細胞を次々と皮膚の表面に押し出し、それが大量のフケとなる。
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