この記事の概要
腸内細菌で活性酸素を抑え込むことができます。腸内細菌が抗酸化力を発揮して活性酸素の害から守ってくれるのです。腸内細菌は、活性酸素を消す働きを持っています。活性酸素が大量に発生している状態の体は、薄毛が進んでいます。育毛のために腸内環境を整えましょう。
1. 毛髪の構造
毛髪は、毛幹と毛根に分けられます。
毛幹は、頭皮から上に出ている部分です。通常、髪の毛と呼んでいる部分です。この毛幹が元気であれば、若く見えます。毛幹を元気に育てるためには、毛根が健康であることが大切です。
木の根っこが元気でなければ、木が育たないのと同じです。
毛根の末端に毛球の部分があります。毛球の端に、毛乳頭という組織があります。
毛乳頭は、毛細血管から栄養を受け取っています。
毛乳頭が得た栄養は、毛母細胞に送られます。
この毛母細胞が、分裂を繰り返すことによって髪の毛は生み出されます。
健康で元気な髪の毛を育てる秘訣は、毛母細胞を活性化させることです。
毛細血管は毛乳頭に栄養を届ける重要な役割があります。毛細血管の流れをよくするためには、健康な頭皮が必要です。その健康状態とは、柔らかく弾力がありある程度の厚みがある頭皮です。
2. 頭皮は大地
大地が柔らかく、フカフカしているならば、立派なリンゴの木が育ち、良い実を生らせます。農薬も化学肥料も必ありません。
頭皮は大地です。大地がフカフカした状態ならば、そこに根を張る毛細血管も、栄養を吸い上げる毛乳頭も、幹を築く毛母細胞も元気に育つのです。
頭皮という大地がやせ衰えるのは、毒がまかれているからです。その毒とは、水道水の塩素、シャンプーの合成界面活性剤、強いアルコール入りの育毛液、ドライヤーの熱風、太陽の紫外線などです。
こうなると、毛髪力が失われ、髪の毛が失われていきます。この毛髪力をよみがえらせるには、毛球と頭皮の働きに着目してみることです。
3. 頭皮にダメージを与える活性酸素
毛球と頭皮にダメージを与えているのは活性酸素です。人の体を老化させ病気を生み出しているのは活性酸素です。
頭皮が活性酸素を浴びると頭皮を形成するたんぱく質が酸化して、弾力が失われます。こうなると毛球に栄養と水分が行き渡らなくなり、毛母細胞が活性酸素に晒されます。組織が傷つき毛髪をつくりだせなくなってしまいます。
薄毛の原因は、遺伝の要因よりは活性酸素の方が影響が強いと思います。活性酸素が大量に発生している状態の体は、薄毛が進んでいます。
このような時、腸内細菌が抗酸化力を発揮して活性酸素の害から守ってくれます。腸内細菌は、活性酸素を消す働きを持っています。
加齢により腸の抗酸化力が落ちている場合は、水素食品の摂取が効果的です。活性酸素の中でも最も凶悪なのがヒドロキシルラジカルです。水素は、このヒドロキシルラジカルと反応して安全な水に変化します。
まとめ
毛細血管は毛乳頭に栄養を届ける重要な役割
健康で元気な髪の毛を育てる秘訣は、毛母細胞を活性化させること
腸内細菌が抗酸化力を発揮して活性酸素の害から守ってくれる
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