この記事の概要
髪の毛は生命の力がみなぎっている証です。腎は精の貯蔵場所とも言われています。健康的に髪の毛を増やすためには、髪そのものに働きかけるよりも、体全体の健康と生命力をみなぎらせて精気を養うことが重要です。腎が衰えることを「腎虚」と言われています。
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1. 髪は生命エネルギーがみなぎっている
「髪は腎の華」と東洋医学では言われています。髪は、生命エネルギーがみなぎっている精華という意味があるとのことです。腎は精の貯蔵場所とも言われています。
腎とは、腎臓のことだけを指すのではなく、生殖系、ホルモン系、中枢神経系、免疫系、造血系などの広範囲なものを合わせた命の源です。
健康的に髪の毛を増やすためには、髪そのものに働きかけるよりも、体全体の健康と生命力をみなぎらせて精気を養うことが重要です。
精気が養われれば、髪の毛は、太くたくましく育ちだします。
東洋医学では、腎が衰えることを「腎虚」(じんきょ)と言われています。加齢とともに精力が減退し、生命エネルギーが少なくなっている状態です。
後ろの腰のあたりにある腎愈(じんゆ)や志室(ししつ)というツボを押すと痛むのではないでしょうか。
薄毛になるというのは、腎虚の表れです。
東洋医学では、血とは血液やホルモンなど液体の総称で呼ばれるとのことです。血の働きは、栄養素を各部位に送り、体内を調整し、老廃物や毒素を排除させます。血液に余裕がなければ、髪の毛が元気にはなれません。
髪の毛が薄かったり、細かったりするのは、血液の流れが悪く、髪の毛に栄養が行き届いていないことを表しています。貧血の人は、髪の毛に栄養が行き渡らないので薄毛になりやすいと言われています。
髪の毛の健康には、血液をつくる食べ物が大切になります。
2. 髪の毛を増やす食べ物
腎に良い食べ物
魚介類:いわし、うなぎ、いか、あんこう、牡蠣、さば、サザエ、フカヒレなどです。
野菜・果物:黒ゴマ、きくらげ、黒豆、山芋、里芋、ニラ、ニンニクなどです。
精がつく食べ物
納豆、山芋、オクラ、メカブ、モロヘイヤなどネバネバする食品を毎日食べることで精がつき血流もよくなります。
血に良い食べ物
卵、うなぎ、レバー、貝類、ゴマ、ブドウ、プルーンなどです。
まとめ
髪は、生命エネルギーがみなぎっている精華という意味がある
髪の毛の健康には、血液をつくる食べ物が大切