この記事の概要
腸を元気にすれば毛髪力が強まるのです。若さの源は性ホルモンにありますが、ホルモンの分泌をしている生殖器は、腸とつながっているからです。腸が元気な人は、腸内細菌が豊かで、食物繊維を豊富に摂っています。食事は、抑え気味にし、海藻類や野菜類を意識してたくさん食べると腸内環境が良くなります。
1. 腸が元気なら、薄毛が改善される
腸が元気なら、薄毛が改善され、精力が高まります。若さの源は性ホルモンにあります。性ホルモンの分泌はおもに生殖器です。生殖器と腸はつながっています。
進化の過程で、あらゆる臓器である肝臓、腎臓、胃、脳、生殖器などの臓器は、腸から生まれました。原始的な生物は腸だけで生きています。
生殖器が腸から分化したことは、八週目の胎児を見ると分かります。腸にくびれができ、生殖結節になり、男性器、女性器と発達していきます。
そのため、腸から発達した生殖器は、腸とつながっているのです。
2. 副交感優位で働く
腸と生殖器は、自律神経の副交感神経が優位の時に働きを高めます。交感神経が優位のとき活動を抑えます。これは通常の働きの逆です。
自律神経とは、自分の意志に関係なく働きを調整する神経です。自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は、活動的に働く神経です。副交感神経は休息時に働く神経です。
性欲は、生殖器の働きの強さによるものだと思われている人が多いようですが、実は、腸の働きが生殖器を司っているのです。
3. 性欲の働き
性欲は、ドーパミンとセロトニンなどの神経伝達物質で湧きおこります。
二つの神経伝達物質は感情ホルモンでの感情は次の働きがあります。
ドーパミン：「好き」
セロトニン：「性交をしたい」
これらは、幸せホルモンとも言われています。これらのホルモンの前駆体（一つ前の段階の物質）をつくるのは腸内細菌です。
4. 幸せホルモン
幸せホルモンの生成過程は次の通りです。
たんぱく質が、フェニルアラニンやトリプトファンなどのアミノ酸に分解される
それを原料に前駆体がつくられる
これらの前駆体は、腸内細菌が関与してつくられるいる
前駆体を脳に送っているのも腸内細菌が関わっている
セロトニンは、腸に90％もあります。脳には、わずか2％だけです。
腸内細菌が元気ならば、幸せホルモンの生成が増え、「好き」、「大好き」といった感情が湧いてくるのです。
腸内細菌が元気ならば、薄毛も改善できるようです。なぜならば腸の腸内細菌が元気ならば、水素を発生させ、頭皮や毛根を活性酸素から守ってくれるからです。性ホルモンも活性化され、若さを保てるのです。
食事は、抑え気味にし、食物繊維が豊富なものを摂取し、海藻類や野菜類を意識してたくさん食べるようにすると腸と腸内細菌が元気になります。
まとめ
腸が元気なら、薄毛が改善される
腸と生殖器は、自律神経の副交感神経が優位の時に働きを高める
幸せホルモンの前駆体をつくるのは腸内細菌
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