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ワカメは髪を増やす働きがある


この記事の概要

ワカメは髪を増やす働きがあるのです。海藻類の水溶性の食物繊維が腸に入ってくるとバクテロイデス門の細菌が活発に働き水素を発生させます。頭皮や毛球が還元され元気になります。さらに、髪の毛の健康に必要な、鉄や亜鉛などのミネラルが豊富に入っています。


1. ワカメが髪の毛に良いというのは根拠がある

医学的には、ワカメや昆布などの海藻類に発毛効果があることは、根拠がないと言われるようになりました。

昔から、ワカメを食べれば、丈夫な髪を育ててくれるし、髪の毛が増えるという都市伝説があります。

発毛効果があるこの都市伝説は一体どこから生まれたのでしょうか。

医学的には根拠がないと切り捨てられてしまっているようですが、実は、ワカメが髪の毛に良いというのは大いに根拠があるのです。

漁師の方は、よい漁場を作るために森林を豊かにします。そこから流れ海に注がれる水には海藻や魚たちにとって豊富は栄養が含まれています。その水が流れ込んでいる海には、よく育った海藻や魚たちが住むようになります。


2. 海藻類が頭皮や髪の毛を蘇らせる効果がある

海藻類が頭皮や髪の毛を蘇らせる効果があるのは、海藻類には、腸内細菌の大好物である水溶性の食物繊維が豊かに含まれているからです。

水溶性の食物繊維は水に溶け、ゲル状になる性質を持っています。腸内細菌は、発酵させやすい水溶性食物繊維を好みます。

カスピ海ヨーグルトの種を少し牛乳に入れ、一晩放置しておくだけで1リットルのヨーグルトが出来上がります。発酵が起きているためです。発酵が起きると、仲間の菌をどんどん増やすようになります。

発酵とは、細菌の働きにより、人々の健康に影響する物質へと変化することです。

腸の中でも水溶性食物繊維が入ってくるとそれをエサにして腸内細菌が活発に働いて発酵を起こし仲間を増やします。

社会環境が同じ性格の人間だけでは、切磋琢磨する必要が無くなり成長しなくなるように、腸内環境も多種多様な菌が数多くいてこそ、活性化します。

一部の菌だけの働きを見て、単純に善悪を分けない方がよいようです。悪玉菌だけでも良くないし善玉菌だけでも活性化しません。

同じ学校の卒業生だけで組織された会社なども活性化しないのではないでしょうか。

フィルミクテス門の細菌も悪玉菌も腸にとっては、大事な存在です。悪玉菌の代表大腸菌の最大の役割は、兵士として外からの外敵と戦ってくれることです。食物繊維を分解する過程で、ビタミン類を合成する働きを持っています。


3. 悪玉菌に大人しくなってもらうために

悪玉菌が良い子でいられるのは、食物繊維をエサにしているときです。繊維が豊富な腸の中では、腸内で優勢になることはありません。ところが、肉や、油物は悪玉菌の大好物です。このような食事をいつもしていると、悪玉菌が過剰に繁殖し始めます。

悪玉菌たちは、腐敗物質やガスを大量につくりだします。おまけに活性酸素を大量に発生させ、頭皮や毛髪を傷つけます。

そのような意味で、悪玉菌に大人しくなってもらうためには、腸内の環境を食物繊維で豊かにしておく必要があるわけです。それによってバクテロイデス門の細菌が活性化し水素を発生し、還元力が増します。

その源となるのは、ワカメや昆布などの海藻類です。髪の毛の健康に必要な、鉄や亜鉛などのミネラルが豊富に入っています。

ワカメは髪を増やす働きがあることは本当だったのです。


まとめ

ワカメが髪の毛に良いというのは大いに根拠がある

腸内細菌は、発酵させやすい水溶性食物繊維を好む

悪玉菌に大人しくなってもらうためには、腸内の環境を食物繊維で豊かにしておく


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健康的身体で髪が増える方法

「髪は腎の華」と東洋医学では言われています。髪は、生命エネルギーがみなぎっている精華という意味があるとのことです。腎は精の貯蔵場所とも言われています。腎とは、腎臓のことだけを指すのではなく、生殖系、ホルモン系、中枢神経系、免疫系、造血系などの広範囲なものを合わせた命の源です。

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