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肥満になると薄毛を促進させる


この記事の概要

肥満になると薄毛を促進させるのです。フィルミクテス門の細菌が優勢な食事をしていると薄毛を促します。自然豊かなアフリカの原住民の子供のように高食物繊維、低カロリーの食事をするとバクテロイデス門の細菌、善玉菌が優勢になり、髪の毛も元気に育ちます。


1. デブ菌

ワシントン大学のJ.ゴードン教授は、太ったマウスから採取した腸内細菌を別なマウスに植え付けた場合と、普通の体型のマウスから採取した腸内細菌を植え付けた場合とを比較しました。

ともに同じエサ、同じ量を食べていたにもかかわらず、肥満のマウスからもらった腸内細菌の方は太りやすいことが分かりました。

この太りやすい腸内細菌は、フィルミクテス門の細菌です。フィルミクテス門の細菌が優勢になり、活発に活動しているのです。

ちょっと食べただけで太ってしまう人は、このフィルミクテス門の細菌が優勢になっているのです。

フィルミクテス門の細菌は、医師の間で別名「デブ菌」と呼ばれているようです。人を太るように導く菌だからです。

腸をフィルミクテス門の細菌によって支配されることは大変恐ろしいことのようです。


2. 高食物繊維、低カロリー食

アフリカの原住民の子供は高食物繊維、低カロリー食で育っています。この子供たちの腸内細菌叢では、バクテロイデス門の細菌が優勢でした。最近の種類と数が多く、善玉菌優勢な腸内細菌叢で形成されていました。

大都市生活をしているイタリアに住んでいる子供たちは、低食物繊維、高カロリーで育ったため、フィルミクテス門の細菌が優勢でした。

この研究の結果は、食事が腸内細菌の勢力を変えることができ、体質や体型も変化させるのです。今までの栄養学の考え方では、エネルギー摂取量の違いで体型が決まるとされていましたが、それだけでは説明できないことが多くあります。

食べても太らない人とカロリー制限をして食べなくてもすぐ太ってしまう人がいることが一つの例です。

フィルミクテス門の細菌が優勢になると、わずかな食べ物からもたくさんのエネルギーをつくりだせます。消費されずに余ってしまったエネルギーは、脂肪細胞に蓄えられます。それが肥満体として体が形成されるわけです。

フィルミクテス門の細菌が優勢な食事をしていると薄毛を促します。アフリカの原住民の子供のように高食物繊維、低カロリーの食事をするとバクテロイデス門の細菌が優勢になります。

バクテロイデス門の細菌が優勢になると善玉菌が優勢になり、抗酸化力が高まって頭皮の健康を維持してくれるようになります。頭皮が健康であれば、髪の毛は、元気に育ちます。


3. 食物繊維が多い食品

これらの食物は、キュウイ、バナナ、リンゴ、カキ、モモ、レモン、いちご、キャベツ、アスパラガス、セロリ、スナップエンドウ、キノコ類、さやえんどう、レタス、とうもろこし、玉ねぎ、ぶなしめじ、ゴボウ、さつまいも、里芋、長ネギ、大根、ブロッコリー、春菊、オクラ、モロヘイヤ、納豆、きなこ、めがぶ、ワカメ、もずく、昆布、などです。


まとめ

太りやすい腸内細菌は、フィルミクテス門の細菌(デブ菌)

食事が腸内細菌の勢力を変える

バクテロイデス門の細菌が優勢になると髪の毛は元気に育つ


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