この記事の概要
AGE(終末糖化産物)が多い料理とは、「揚げる」「焼く」などの高温調理です。 アミノ酸を、糖質と一緒に加熱すると褐色になること でメイラード反応が進み、AGEが発生しやすくなります。AGEを減らす調理法は、「蒸す」「煮る」がよいことになります。
1. AGE(終末糖化産物)
AGE(終末糖化産物)は、1912年フランスの科学者ルイ・カミュール・メヤールによって発見されました。
たんぱく質を構成する最小分子であるアミノ酸を、糖質と一緒に加熱すると褐色になることを、メヤールは発見しました。
この反応をメイラードと呼ばれ、子によって生まれる化合物がAGEです。メイラードとは、メヤールを英語で読んだものです。
2. AGEを含む食べ物
玉ねぎを炒めると褐色になります。食パンをトースターで焼くと焦げ目がつきます。香ばしい香りはおいしそうですが、こんがりとした焼き色が、メイラード反応を起こしたAGEです。
AGEを含む食べ物をたくさん摂っていれば、体内に蓄積して老化の原因になります。薄毛にならないためには、体内のAGEの量を増やさないよう心がけることです。食事においても、AGEを含む料理を食べ過ぎないようにしましょう。
3. AGEが多い食事少ない食事
AGEが多い料理とは、「揚げる」「焼く」などの高温調理で、メイラード反応が進みます。これによって、AGEが発生しやすくなります。
鶏肉の調理法では、水炊きした場合のAGEを1とした場合、炭火で焼いた焼き鳥は、10になり、油をかけながらあぶり焼にした鶏肉は20にもなります。
AGEを減らす調理法は、「蒸す」「煮る」がよいことになります。ファストフードの代表ともいえるハンバーガーやフライドポテトは、短時間で提供できるように高温加熱するため、AGEが多くなってしまいます。
元気な髪を増やすためには、血管の健康が大事になります。ハンバーガーを1日2回い食べてもらうと食べた直後から血液中のAGEが増え、その増加に伴って、血管の柔軟性は失われます。90分後には、血液中のAGEが食前と比較して15%も増えました。
これによって、血管の機能が著しく低下してしまうのです。
4. 血液は髪の毛をつくる
血液は髪の毛をつくるための必要な栄養素や酸素、水分を頭皮に送っています。頭皮に張り巡らされた毛細血管は、毛母に栄養と酸素を供給しています。AGEは、髪の毛を製造する血管の状態を悪化させているのです。
血管はコラーゲン繊維からなっています。コラーゲンはAGEの害を受けやすい性質を持っています。AGEがコラーゲン繊維に入り込んでくるとコラーゲン同士を結び付け弾力と張力が失われていきます。
血管で生じれば、弾力は失われ、血流は悪化し、動脈硬化を引き起こします。
食べ物の選びでは、長時間空気や紫外線にさらされ干された乾物や干物、長時間保存されたレトルト食品の肉製品、マヨネーズやマーガリンが参加して変色したものや揚げなおした天ぷらなどもAGEが多く含まれています。
5. 電子レンジ加熱食品
最も注意したいのは、電子レンジで加熱した食品です。電子レンジで加熱した食品は焦げ目や焼き色がつきません。だからAGEがないのではないかと思いがちですが、AGEの量は増えています。
電子レンジで加熱した食品は、茹でた食品に比べて、AGEの量が非常に増えたという報告が挙がっています。
まとめ
こんがりとした焼き色がメイラード反応を起こしたAGE
AGEが多い料理とは「揚げる」「焼く」などの高温調理
AGEを減らす調理法は、「蒸す」「煮る」
頭皮に張り巡らされた毛細血管は毛母に栄養と酸素を供給している
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