この記事の概要
肝臓の負担を減らすと髪の毛も元気になるのです。アルコール、ニコチンの摂取を止め、暴飲暴食、味の濃いもの、味が濃い揚げ物は避けた方が肝臓の負担を減らすことができます。目や皮膚に出る黄疸、尿が濃くなる、風邪に似た初期症状が続く(食欲不信や吐き気、倦怠感など)症状がある人は、肝臓を酷使する生活習慣を見直し、髪の毛にとって育毛できる環境を取り戻すことが大切です。
肝臓への負担
内臓の健康が髪の毛にも影響があります。その中でも、肝臓がいかにダメージを受けているかを考えてみます。
肝臓が悪と言われると最初に思い浮かべるのは、アルコールの過剰摂取です。体内に摂取されたアルコールで常に肝臓に負担がかかる状態です。そのせいで、肝臓の機能が低下し、やがて肝臓が悪くなっているのだと思っています。
肝臓の働きはアルコールを分解するだけではありません。他にも分解しなければならないものがあります。その中で代表的なものはタバコです。
タバコと聞くと、肝臓ではなく、肺の方だろうと思いがちですが、実はタバコに含まれているニコチンは、肝臓で分解しています。肝臓の負担は思っているよりも大きいのです。
飲酒と喫煙習慣がある人は、酒を飲んだ時にアルコール分解、喫煙で、ニコチン分解しているので肝臓に相当負担をかけてしまっています。
そこに暴飲暴食、味の濃いものの摂取が加わると、肝臓は分解しなければならない量が増えてしまいます。これも肝臓を弱らせてしまう原因です。
食べ物の中でも特に資質の多い食べ物は、要注意です。油が多く、味が濃い揚げ物です。油が多いのは美味しいですが、脂質を分解するのは肝臓の役割です。
自律神経の乱れが肝臓を弱らせる
ストレス、睡眠不足、運動不足によって自律神経が乱れやすくなります。自律神経を乱すことが肝臓を弱らせる原因の一つです。
臓器は、神経の働きによって左右されてしまいます。自律神経が乱れると肝臓が正常に機能しなくなります。
普段から正常な働きをしている肝臓であれば、50%の働きで毒素を分解できるのですが、自律神経の乱れがあると、100%の力を要しないと分解できなくなります。自律神経が乱れているために常に全力で働かないと、分解できなくなっている状態なのです。
長い目で見た場合は、自律神経の乱れは、肝臓の働きを弱めています。
薬やサプリメントが肝臓を弱めている
加齢とともに肝臓にダメージを与えるものを摂取するようになります。それは薬です。どんな薬であっても肝臓にダメージを与えます。肝臓の成分は最終的には肝臓で分解されます。だから、薬の飲み過ぎは肝臓にダメージを与えることになってしまいます。
常用してしまう薬は、痛み止めや血圧を下げる薬です。飲み続けて根本的な治療をしない人は、もともとある症状を治せないうえに、知らず知らずのうちにに肝臓を弱らせています。
処方されたからと言って、効果を感じていなくても飲み続けている人がいます。なんとなく飲んでいる裏で、肝臓が必死に頑張っています。
この薬の中にはサプリメントが含まれています。栄養として足らないものをサプリメントで補うのはいい考えです。サプリメントは健康に良いというふうに聞こえます。感じます。ここが落とし穴です。
このサプリメントが本当に自分の体に必要なのかを、見直してみる必要があります。サプリメントも飲んだらその成分を肝臓で分解されます。負担がかかります。それゆえに意味のない人工物はできるだけ体に入れないようにした方がいいのです。
肝臓が弱くなる三つの症状
知らず知らずのうちに肝臓が悪くなって出てきた症状は、次の三つがあげられます。
- 目や皮膚に出る黄疸。
- 尿が濃くなる。
- 風邪に似た初期症状が続く。(食欲不信や吐き気、倦怠感など)
肝臓を酷使する生活習慣と風邪の初期症状がある人は要注意です。
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれています。症状が一切出ない人もいます。症状がなくても、生活習慣を見直してみたらかなり肝臓に負担をかけていると思ったら、ケアが必要です。
肝臓が悪くなるとまず、肝臓に炎症が起きます。炎症が慢性化すると肝臓の細胞が破壊され、再生されたりをくり返します。
これを繰り返すことによって肝臓はどんどん繊維化してい行きます。繊維化してカチカチに固まると肝硬変になります。肝臓にもともとある肝細胞が繊維細胞に置き換わります。
肝細胞が繊維細胞に変わってしまうと、肝臓がまともに働けなくなってしまいます。肝臓の機能が弱くなってさまざまな合併症を引き起こします。
さらにその先に行くと肝がんになります。健康な肝臓に突然発症することはなく、炎症が起きている部分や、繊維化した肝硬変の部分にできるのが圧倒的に多いのです。
肝臓を良い状態に保つために
- 適度な運動
- 良い睡眠
- 肝臓に良い食べ物
激しい運動は、テロメアを短くし体に害を与えます。運動は、血液循環をよくする程度が体には、優しいようです。ジョギングであれば、週40キロ程度に抑えるのが良いとされています。
良い睡眠には質と量がありますが量は、最低でも7時間から8時間は必要だとされています。質を高めるには、睡眠の2時間前、入浴を終えている、食事を終えている、運動を終えている状態の生活習慣と、朝日を浴びる朝の習慣があると好ましいようです。
良質なタンパク質やミネラル、ビタミンです。赤身の肉、魚、大豆、卵から摂取します。緑黄色野菜、海藻類、きのこ類、肝臓の解毒作用を助ける食べ物はシジミです。あさり、エビ、タコがあげられます。
髪の毛の成長
これらの生活習慣が基盤となり、髪の毛が身体的健康のもとで、育まれるはずです。
健康的生活がなければ、育毛剤にいくら頼っても髪の毛の成長は期待できないでしょう。
参考文献:ユーチューブ、【知らないと後悔する】肝臓が弱る原因と肝臓を強くする方法
<https://www.youtube.com/watch?v=-R0Im6cEfgs&t=307s>アクセス日2020年12月24日
まとめ
アルコール、ニコチンの摂取を止める。
自律神経を乱すことが肝臓を弱らせる。
髪の毛を良い状態に保つには、適度な運動、良い睡眠、肝臓に良い食べ物。