この記事の要約
シリカはコラーゲンンの生成を高め髪の毛を太くすることが期待できるようです。口から摂り入れたコラーゲンは、腸でアミノ酸に分解されます。その後は、体内に吸収され体の必要なところに送られます。体にとってもっとも不足している部位で再びタンパク質になります。コラーゲンを摂取する以上に、体内での生成力が重要になります。体内のコラーゲン生成を高めるには、シリカは効力があるようです。このシリカは、残念ながら、人間の体内では生成できないのです。
コラーゲン
コラーゲンは、皮膚を形成する大切なタンパク質です。コラーゲンの生成を助ける働きがあるのが、シリカです。一般に、髪の毛が非常に薄くなり始めるのが40歳を過ぎた頃からです。それと同時に、コラーゲンの量が急激に減少します。そうなると、肌の弾力が落ち、しわなどが目立ち始めます。
加齢とともに体全体のコラーゲンが減少し、特に頭皮のコラーゲンが減ってしまうと、柔軟性や弾力性、保湿性を失ってしまいます。毛母細胞を育てる力は、弾力性や保湿性が必要です。 そこで、コラーゲンを摂り入れると髪の毛にも良い影響が現れるとの報告があります。
それは髪の毛が太くなるのです。それでは、コラーゲンをどんどん口から取り入れていけば、髪の毛がよく成長し増えるのではないかと思います。
ところが、コラーゲンを摂取したときの肌や関節に対する効果を調べたところ皮膚の弾力の改善や、関節機能であるひざの伸びの改善が認められました。しかしながら、皮膚の水分量、シミ、シワ、ひざなどの痛みの改善への効果は認められていません。
口から摂り入れたコラーゲンは、腸でアミノ酸に分解されます。その後は、体内に吸収され体の必要なところに送られます。体にとってもっとも不足している部位で再びタンパク質になります。
シリカ
コラーゲンを摂取する以上に、体内での生成力が重要になります。体内のコラーゲン生成を高めるには、シリカは効力があるようです。このシリカは、残念ながら、人間の体内では生成できないのです。
成人は１日当たり、10～40㎎のシリカが消耗されていくことが分かってきています。それを補うためには、シリカを含む食品や飲料水を毎日摂取していくことが必要です。シリカの摂取により、髪の毛は元気になることが期待できるようです。
1日あたりのシリカの摂取量は特に、定められていません。一般的にはケイ素を多く含む食品に玄米、あわ、ほうれん草、レーズン、バナナ、小麦、ジャガイモ、トウモロコシ、ゴボウ、海藻類などがあります。最近では、シリカを含むミネラルウォーターが注目を集めています。
コンドロイチン
シリカは皮部分に豊富に含まれているので、皮ごと摂取すると良いと言われています。またコンドロイチンとシリカを一緒に摂取すると、皮膚のコラーゲンが生成されやすくなるようです。
コンドロイチンを多く含む食品には、長芋、里芋、オクラ、モロヘイヤ、なめこ、納豆などネバネバした食材に多く含まれています。そこで、これらの食材とシリカを多く含んでいる食材を組み合わせると効果的にシリカを摂取できるのです。
他には、海藻、フカヒレ、ツバメの巣、すっぽん、うなぎがあげられます。
まとめ
コラーゲンは、皮膚を形成する大切なタンパク質。
コラーゲンを摂取する以上に、体内での生成力が重要になります。体内のコラーゲン生成を高めるには、シリカが効力がある。
コンドロイチンとシリカを一緒に摂取すると、皮膚のコラーゲンが生成されやすくなる。