この記事の概要
フィトケミカルの抗酸化力により髪の毛も元気になります。フィトケミカルの成分とは「色」「香り」「辛み」「苦み」です。この成分を含む野菜や果物を摂っていれば、体は活性酸素から守られ頭皮や髪の毛が若々しく保たれます。
植物ってえらい!植物ってすごい!―植物栄養素で若返る フィトケミカルのお話 (ビタミンがスンナリわかる本)
1. 抗酸化力の高い食品
抗酸化力の高い食べ物は植物性の食品に多く見かけます。植物が抗酸化力が高いのは、大量の紫外線を浴び、炭酸ガスを吸って、酸素を出しているため、活性酸素を浴びる機会が多いからです。
そのため、「フィトケミカル」と呼ばれる抗酸化物質を植物の身を守るために持つようになったのです。フィトケミカルには、活性酸素を無毒化する働きがあります。活性酸素の中で最も強力なヒドロキシルラジカルは、水素だけにしか消すことができません。
食物繊維をたくさん摂り入れることにより、腸の中の腸内細菌の働きで水素を発生させているようです。
「フィト」とはギリシャ語で、植物を意味します。
「ケミカル」とは、化学物質の意味です。
フィトケミカルの成分とは「色」「香り」「辛み」「苦み」です。この4つのいずれかを強烈に放つ野菜や果物が抗酸化力を持っています。果物なら皮の部分、葉物野菜の葉の部分にその成分を味わうことができます。
これらの成分は、嫌われがちですが、抗酸化力の高いフィトケミカルが豊富に含まれているので、旬の野菜や果物を積極的に摂りたいものです。
野菜を選ぶときは、旬の野菜で、日の光をたくさん浴びている露地栽培の野菜を選んでください。温室育ちよりもフィトケミカルが豊富です。
2. フィトケミカルを効率よく摂取する方法
フィトケミカルは植物の細胞と細胞壁に多く存在しています。
細胞壁は熱を加えると壊れやすくなります。フィトケミカルは熱に強いので加熱調理しても問題ありません。鍋料理はフィトケミカルを効率摂るための最高の料理です。野菜を煮ると、細胞外にフィトケミカルが溶け出します。
食べるときは、よく噛んで唾液とともに腸に送り込みます。
3. フィトケミカル豊富な食品
ニンニク、ショウガ、長ネギ、シソ、大根おろし、黒ゴマ、唐辛子、ワカメ、海藻類、きのこ類、緑茶(長寿地域の多くは緑茶を飲んでいる場所です)
まとめ
抗酸化力の高い食べ物は植物性の食品に多くある
フィトケミカルの成分とは「色」「香り」「辛み」「苦み」
鍋料理はフィトケミカルを効率摂るための最高の料理