この記事の要約
アルコールの代用品として植物油由来の保湿成分のグリセリンを使用する方法もあります。ノンアルコール育毛液の作り方は精製水、植物性グリセリン、アロマオイル、スプレータイプの容器があればつくることができ、約一か月は冷暗所で保存できます。
1. アルコールが頭皮に与える影響
育毛剤に、アルコールを使うのは、有効成分を毛母細胞に届けるためです。
毛母細胞に届けられる途中に皮脂が邪魔しています。この脂をアルコールで溶かすことによって、阻んでいた脂を取り除くことができるのです。そのために、有効成分と一緒にアルコールが含有されています。
しかしながら、アルコールは、頭皮や毛穴にとって、とても刺激が強すぎる成分です。それゆえに、毛母細胞をも傷めつけてしまっているのです。
育毛のためにアルコール入り育毛剤を頭に振りかけていることが、脱毛の原因をつくっていることも考えられるのです。
アルコールの弊害は次の通りです
アルコールは、頭皮を乾燥させる
ホルモンバランスを崩す
頭皮の善玉常在菌を殺してしまう
などというという悪い影響を与える恐れがあります。
2.髪の毛が育つ土壌である頭皮
アルコールの代用品として植物油由来の保湿成分のグリセリンを使用する方法もあります。
顔や体と同じように頭皮も保湿すると柔らかくなります。柔らかくなると毛穴が開きやすくなります。
頭皮が硬いままだと、毛穴が小さくなり毛が細くなります。そうなると新しい毛が育ちにくくなります。頭皮は畑の土のようなものですから、耕して柔らかくわふわとしておくと、食物がよく育ちます。それと同じように、髪の毛も、頭皮が柔らければ太くたくましく育つわけです。
毛穴が広がると、一つの毛穴から生える髪の毛の本数が増える確率が高くなります。
3. ノンアルコール育毛液の作り方
3-1 用意するもの
精製水(100ミリリットル)
植物性グリセリン(小さじ4分の1から2分の1)
アロマオイル(1ミリリットル、ドロッパーから落ちる一滴は0.05ミリリットルなので20滴がその量)
スプレータイプの容器(100円ショップで購入)
3-2 薄毛タイプ別のアロマオイル
頭頂部から薄くなるO字タイプ:ラベンダー
生え際、前頭部から薄くなるM字タイプ、A字タイプ、そり込みタイプ、中央に入り込んで薄くなるタイプ:イランイラン
全体的に薄くなる全体タイプ、分け目が目立つ分け目タイプ:ゼラニュウム
耳周りから薄くなる耳周りタイプ:ローズマリー
3-3 作り方
1.容器にグリセリンを入れ、アロマオイルをたらし蓋をする。
2.精製水を入れしっかりと混ぜる。冷暗所で保存すると1ヶ月は使用可能。
3-4 使用方法
1. シャンプーで髪を洗い、タオルドライした後、この育毛液を吹き付ける。
※注:成分が分離するためよく振って使用する。アロマオイルはグリセリンに馴染むが、水には溶けないので容器を振ってアロマオイルとグリセリンをしっかり混ぜる。
2. 吹き付けた後、両手を使ってよく揉みこむ。
まとめ
育毛剤に、アルコールを使うのは、有効成分を毛母細胞に届けるため
毛母細胞に届けられる途中に皮脂が邪魔しているのでアルコールで溶かし、阻んでいた脂を取り除く
アルコールは、頭皮や毛穴にとって、とても刺激が強すぎる成分で毛母細胞を傷める
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