この記事の概要
肉をバランスよく摂取して頭皮を健康に保つと頭皮と毛母細胞も健康に保たれます。肉に含まれるコレステロールは、細胞膜の原料となるからです。コレステロールが悪玉と化すのは、活性酸素と結びついたときなのでフィトケミカルをたくさん摂取すれば改善できます。
1. コレステロール
コレステロールは、健康的に若くなる体の大事な細胞膜の原料となります。コレステロールは、少々高めの方が長生きすると統計によっても確認されている事実です。
「コレステロール値は、高い方が長生き」できることを日本脂質栄養学会が指針でまとめています。
2. 肉の摂取
肉は健康に悪いと唱える人がいます。世界で2千万部も売れたベストセラー「フィットフォーライフ」の著者ハーヴィー・ダイアモンド氏は、自然療法を推進する「ナチュラル・ハイジーン」というグループの指導者です。
ほとんどが、植物性食物の90%を生で食べるという生活を指導しています。豆、いも、海藻などの一部のものだけは、火を通した調理が認められていますが、動物性食物は、一切認められていませんでした。
本の出版から20年後、ダイアモンド氏に会ったところ、
顔色が悪く、痩せこけていました「食事の制限もいいが、今の君には、質の高いタンパク質の摂取と、酵素サプリメントの摂取の必要性がある。せめて魚くらい食べたってグループの不名誉にはならないだろう」と助言を受けました。
その助言を受け入れ、彼の体調は日を追うごとに良くなっていったようです。
コレステロール量を不自然に減らせば、頭皮も毛母細胞も健康に保てません。髪の毛にも当然、悪影響を及ぼします。
3. 過酸化脂質
コレステロールが悪玉と化すのは、活性酸素と結びついたときです。コレステロールや中性脂肪は活性酸素を浴びると過酸化脂質になります。
この過酸化脂質が、血管や細胞を傷つけ動脈硬化を起こさせる原因となる物質なのです。
過酸化脂質をつくりださないことが重要です。そのためには、フィトケミカルが豊富な野菜を一緒に食べればいいのです。
コレステロールは、性ホルモンの原料となり、性ホルモンは、健康で若さを維持するためにとても重要です。
女性の場合、性ホルモンが減少する時期に、薄毛になる人が多くなります。男性は、男性ホルモンと頭皮にある5αリダクターゼが結び付いたときに脱毛が起こるので、この5αリダクターゼを抑制することが大切です。
4. 亜鉛を含む食品
方法は、亜鉛を豊富に含んだ食材を摂り入れることです。
亜鉛のサプリメントを長い間摂り続けるのは、薦められていません。大量の亜鉛を一度に摂取すると、急性亜鉛中毒を起こします。胃腸障害やめまい、吐き気の症状などが引き起こされるからです。
肉を食べる頻度は、多すぎても問題があります。高脂肪の食事は、悪玉菌を増やし腸を腐敗させる原因になるからです。
肉を食べる頻度は、週に2回から3回がちょうどいいようです。牛肉には亜鉛も豊富に含まれています。
牡蠣、レバー、牛肉、卵、ウナギ、玄米、納豆、煮干し、ゴマなどは、亜鉛の含有量が少ないため、毎日摂り続けても過剰摂取になることはありません。
まとめ
コレステロールは、健康的に若くなる体の大事な細胞膜の原料となる
コレステロール量を不自然に減らせば、頭皮も毛母細胞も健康に保てない
コレステロールが悪玉と化すのは、活性酸素と結びついたとき
肉を食べる頻度は、週に2回から3回がちょうどいい