この記事の概要
シャンプーの成分がハゲを促進しているのです。シャンプーの成分表を見極めることにより有害な物質から頭皮を守ることができます。弱酸性という言葉だけで選ぶのも危険です。弱酸性状態で働く界面活性剤は今のところ合成したものがほとんどだからです。合成界面活性剤の威力はものすごく必要な皮脂まで取り除いてしまいます。
1. シャンプーの種類
トニックシャンプー:洗浄力が非常に強くメントールを配合しているので、爽快な感じの洗い上がりです。
スカルプケアシャンプー:頭皮ケアを目的としたシャンプーです。スカルプとは頭皮のことです。頭皮を保護するためなので、皮脂を取り過ぎないように洗浄力を抑えています。
薬用シャンプー:「医薬部外品」に当たるシャンプーの通称です。医薬部外品とは、医薬品と化粧品の中間的な分類にあります。
作用が薬よりも穏やかで、薬事法に定められた商品です。医薬部外品には厚生労働省によって定められた基準があり、有効な成分が一定の濃度で配合され、予防や衛生が目的でつくられています。
薬用やスカルプケアだからといって合成界面活性剤が使われていないという保証はありません。抗菌作用が強いシャンプーで頭皮をマッサージしてしまうと、頭皮にいる常在菌が死んでしまいます。
2. 弱酸性
健康な皮膚は、pH5.4程度の弱酸性に保たれています。弱酸性のシャンプーだからお肌に優しいと言われています。
石鹸はアルカリ性です。肌に悪いのでしょうか。健康な肌は、弱酸性に戻す中和機能を持ちます。アルカリ性でも、洗った後しっかり洗い流せばいいのです。
弱酸性の界面活性剤のシャンプーは、今のところ合成したものしかなく成分が不明です。
3. シャンプーの成分表記
成分表記には見方があります。成分表記は含有量が多い順に並べるというルールがあるのです。
一番多いのは水で、その次に洗剤が記載されています。シャンプーの成分は水と洗剤だけで6割から7割程度占めています。
そのため、洗剤に注目することはとても大事なことです。洗剤に○○硫酸と表記されたものは避けてください。ラウリル硫酸○○、ラウレス硫酸○○と表記されています。
オルフィンスルホン酸ナトリュウムも要注意です。表記成分の先頭に来ていたら要注意です。表記が後の方で、調整剤程度のものであればそれほど気にしなくてもよいようです。
4. 頭皮環境の優しいシャンプーの見つけ方
成分表示にラウロイル○○、ココイル○○といった界面活性剤が使われていればアミノ酸系のシャンプーです。
※ココイルダルタミン酸TEA・ラウロイルメチルアラニンNa・ココイルメチルタウリンNa・ココイルグリシンNaなど、「~グルタミン酸、アラニン、タウリン、グリシン」アミノ酸系シャンプーは、皮脂を適度に落としてくれるシャンプーです。
アミノ酸系シャンプーは、洗浄力が弱く、頭皮に優しいシャンプーと言われています。また頭皮環境を整えてくれる理想のシャンプーと称えられているようです。
洗うだけでなくシャンプーに含まれる成分が髪へ浸透し、髪を修復する効果もあるとされています。髪が強くなり抜けにくくなる効果があるだけでなく、更に髪のダメージ部分に吸着、浸透し保湿するという働きがあるのです。
そのため、頭皮が潤うことによって血行が良くなり抜け毛を防ぐ効果もあり、毛根に栄養が届きやすい環境を作るようです。
アミノ酸系はいいことばかりですが、デメリットもあるようです。洗浄力がやや弱いため、初めて使うと洗髪後の爽快感を感じにくく、原料の価格が高いため、商品価格もやや高いようです。
まとめ
薬用やスカルプケアだからといって合成界面活性剤が使われていないという保証はない
弱酸性の界面活性剤のシャンプーは、今のところ合成したものしかなく成分が不明
成分表記は含有量が多い順に並べるというルールがある
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